GnuPG

JanusDG は,ファイルの暗号化はできますが,メールの暗号化には対応していません.さらに,いくつかの機能を使うには,GnuPGというソフトを使うと便利です.

Windows 版 GnuPG のダウンロード

  1. GnuPGの公式サイト http://gnupg.org/ にアクセスします.
  2. gnupg-w32cli-1.4.8.exe (Windows 版) をダウンロードします.

Windows 版 GnuPG のインストール

  1. Windows Vista では,ユーザーアカウント制御(UAC)を無効にしてください.
    1. [スタートボタン] - [コントロールパネル] - [ユーザーアカウント]-[ユーザーアカウント制御の有効化・無効化]の順に開きます.
      ユーザーアカウント制御
    2. 「ユーザーアカウント制御(UAC)を使ってコンピュータの保護に役立てる」のチェックをはずします.
  2. gnupg-w32cli-1.4.8.exe を実行します.
  3. 「Please select a language」の項目では,「English」を選択し,「OK」を選択します.
  4. 次のようなセットアップウィザードが表示されます.「Next」を選択して次に進みます.
    セットアップ画面
  5. ライセンスの同意文を読み,同意ならば,「Next」を選択して次に進みます.
    ライセンス画面
  6. コンポーネンツはすべてを選択してままで,「Next」を選択して次に進みます.
    コンポネントの選択
  7. 言語は,日本語 (ja - Japanese) を選択して「Next」を選択して次に進みます.
    日本語の選択
  8. インストールするフォルダを指定します.C:\Program Files\GNU\GnuPG
    インストールの場所の選択
  9. スタートメニューへの登録、デスクトップのショートカットの登録の画面が表示されるので、「Install」を選択すると,インストールが始まります.
    スタートメニューの登録
  10. 「Completed」が表示されたら,「Next」を選択します.
    インストール完了
  11. 完了画面が表示されるので,「Finish」を選択して終了します.
    完了画面

環境変数の設定 (Windows XP, Windows 2000)

  1. 「スタート」ボタンから「コントロールパネル」を選択します.
  2. 「システム」を選択します.
  3. 「詳細」(Vistaの場合は、「システムの詳細」)を選択します.
  4. 「詳細設定」を選択します.
    システムの詳細
  5. 「環境変数」を選択します.
    環境変数
  6. ユーザー環境変数に「PATH」がある場合は,「編集」を選択して,C:\Program Files\GNU\GnuPG(インストールした場所と同じ)を追加します.
  7. ユーザー環境変数に「PATH」がない場合は,「新規」を選択して,「変数名」に「PATH」と入力し,変数値にC:\Program Files\GNU\GnuPG(インストールした場所と同じ)を入力します.

動作の確認

Gnupg が正しくインストールされたか確認してみましょう.

  1. 「スタート」を選択し,「ファイル名を指定して実行」を選択するか,「アクセサリ」の「コマンドプロンプト」を開き,gpg と入力します.
    ファイルの実行
  2. 「gpg: 開始します。メッセージを打ってください ...」と表示されれば,インストールは成功です.
    Gnupgの起動画面
  3. [Ctrl]+C でいったん,終了してください.

GnuPG は,コマンドプロンプトで動作します.Windowsの画面に慣れてくると,コマンドプロンプトは面倒です.そこで,WinPTというソフトが用意されています.

以下は,GnuPG をコマンドプロンプトで使用する方法を紹介します.通常は,WinPTを使うと便利でしょう.

秘密鍵と公開鍵を設定する

秘密鍵とは,あなたのみが持っている鍵で,暗号化されたファイルはこの秘密鍵を使って復号します.

公開鍵は,ファイルを暗号化する時に必要なもので,ファイルを暗号化する人に渡します.

秘密鍵

  1. 「スタート」-「アクセサリ」-「コマンドプロンプト」を開き,次のように入力します.
    gpg --gen-key
  2. 鍵の種類の選択は「(1) DSA と Elgamal」を選択します.
    暗号化の種類
  3. 鍵のサイズは,「2048bits」 を選択します.2048と入力します.
    鍵のサイズ
  4. 鍵の有効期限は無期限を選択します.
    鍵の有効期限
  5. 以上で正しければ,「y」を選択します.
  6. 本名はアルファベットでメールアドレスで名乗っているあなたの名前(ハンドルネームなど)を入力し,メールアドレスは,暗号メールを送信するときに使用するメールアドレスを入力します.コメントは入力しなくてもかまいません.以上で正しければ,「(O) OK」を選択します
    名前とメールアドレス
  7. あなたのみが知りうるパスワードを8文字以上で設定してください.なるべく,大文字,小文字,数字,記号を混ぜるほど,解読が難しくなります
  8. 秘密鍵が生成されます.スペックの遅いコンピュータでは時間がかかりますのでしばらく待ちます. 鍵の生成

失効証明書の生成

鍵を万一紛失した場合に,鍵を無効にすることができる失効証明書を生成します.コマンドプロンプトで次のように入力します.

失効証明書
useid は,鍵を生成するときに指定した本名かまたは,その一部を入力します.

gpg -o revcert.asc --gen-revoke userid

revcert.asc というファイルが生成されますので,大事に保管してください.

鍵を破棄する必要がある場合は次のように入力します.

gpg --import revcert.asc

公開鍵の公開

公開鍵を公開鍵専用のサーバーに登録することで,メールの送信者は,公開鍵サーバーから受信者の公開鍵を検索して,あなたの公開鍵を入手すればよいのですが,社内など,身近な人にメールを送るのに,サーバーに登録するほど大げさにしたくありません.そこで,自分の公開鍵をエクスポートして,相手にフロッピーディスクや,電子メールで送る方法があります.

公開キーを「エクスポート」するには,次のように入力します.useid は,鍵を生成するときに指定した本名かまたは,その一部を入力します.

gpg -o pubkey.asc -a --export userid

pubkey.asc というファイルが生成されます.

もしくは,gpg -a --export userid と入力します.useid は,鍵を生成するときに指定した本名かまたは,その一部を入力します.

右クリックして全選択し,Enterキーを押すとクリップボードにコピーされるので,テキストエディタに貼り付けてください.必要がない部分は削除してください.

公開鍵の入手

相手から,公開鍵のファイル (pubky.asc)が送られてきた場合は,次のようにして,公開鍵を「インポート」します.

gpg --import pubkey.asc

公開キーの内容をコピーして貼り付ける場合は,

gpg --import

と入力して,エンターキーを押してから入力します.インポート後は,公開キーの所有者のホームページや名刺などに書かれている指紋 (fingerprint)と,インポートした公開キーの指紋が同一かどうかを確認します.

gpg --fingerprint

インポートキーを使う前に鍵の署名をする必要があります.この鍵を他人に渡すことがない場合は,次のように入力します.

gpg --lsign-key userid

userid は,公開キーの所有者の名前です.

次に信用データーベースを更新する必要します.

gpg --edit-key userid

次にコマンドの入力を求められますのでそこで「trust」と入力します.インポートした鍵について,信用できるかどうかの度合いを入力してください.

  1. 知らない
  2. 信用しない
  3. ある程度信用する
  4. 完全に信用する
  5. 絶対に信用する

暗号化メールの送受信

GnuPG に対応したメールソフトの場合,メールを暗号化して送受信することができます.ここでは,秀丸メールを例に説明します.

「全般的な設定」-「上級者向け」-「暗号化/電子署名」において,「GnuPGを使う」を選択してください.あとは,PGP の場合と同様です.

ファイルの暗号化

メールソフトが GnuPG に対応していない場合は,メールの本文や,添付ファイルを暗号化して,添付ファイルとして送信します.

まず,暗号化したいファイルを用意します.sample.txt 次に,コマンドプロンプトで次のように入力します.

gpg -ea sample.txt

画面の内容を,テキストエディタにコピーして,sample.ascと言う名前で保存します.

もしくは,次のように入力します.

gpg -o sample.asc -ea sample.txt

または,メールの内容をコピーして,次のよう入力して貼り付けても暗号化されます.

gpg -ea

ファイルの復号

ファイルの復号はコマンドプロントから次のように入力します.

gpg -d sample.asc

あなたの秘密鍵のパスワードを入力します.

以上です.

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